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Brazil2008 Travel Report #07 サン・パウロ大学建築学科棟

satoshi.jpg

今日はサン・パウロ大学に行きます(やっと!)。
と言っても、日記の時間をぎゅるっと戻して、ブラジル3日目の出来事です。
サン・パウロ大学は、"Universidade de Sao Paulo"。略してUSPで、現地の人は「ウスピー」って呼んでました。
そこの建築学科の准教授をしている方を頼って来たのですが、この日大学でお会いする約束でした。
リベルダージからはバスで行こうと思っていたのですが......、実は行き方が分からない...((((^_^;)なはは。
ホテルの人に聞けばいいか...なんて軽い気持ちで来たら、こんな安宿にコンシェルジュがいるわけも無く...。
宿主のおばちゃんに聞いても分からず、ネットカフェも近くに見当たらず。また途方に暮れてしまった。
まったく、我ながら無計画過ぎです...反省。

サンパウロは、バス網がとても発達していて、色々な路線が縦横無尽に走っています。
いや、むしろ縦横無尽すぎるのです。はっきり言って、初心者にはムリ!ポルトガル語も分からないなら尚更。

こりゃ参ったぞと困っていたがしかし!!そこへ神が与えてくれた奇跡の出会いが!!それが写真のSトシさんです(T▽T)!!

ペンション荒木のラウンジで新聞を読んでいる彼に話しかけたのですが、
なんと、これからしばらくUSPで働くとのこと。部屋が決まるまでの間、このペンションに住んでいるというのです。
なっ...なんという偶然なのでしょう。神は私を見捨てたりはしなかったっ。
ということで、結局彼に連れて行っていただきました。Sトシさん感謝感謝です。

Sトシさんは物理学者で、日本を離れいろいろな国の大学や研究機関で研究活動を行なっているとの事。
サン・パウロの前は、バンクーバーにいらっしゃったそうです。
世界を駆け回る学者。うーん、うらやましい、理想的です。
今でもmixi経由で日記を拝見したり、ブログにコメント頂いたりしていますが、相変わらず海外を飛び回っている様子です。



onibus.jpg

サン・パウロを走っているバスはこんな感じです。
バスの入口を入るとゲートがあって、番台さんみたいな人が座っています。
その人にバス代を支払ってゲートを抜け、椅子に座る、あるいは、降りる時にお金を渡してゲートをくぐります。順番はどちらでもいい。
USPに行く以外でも何度かバスは利用しましたが、降りるバス停が分からない時はこの番台さんに行き先を告げると、
降りるべき場所でちゃんと教えてくれるので、遠慮せずに頼みましょう。
言葉が分からなければメモや地図、ガイドブックの写真なんかを見せても大丈夫。
そして、降りる時は、番台さんに向かって「オブリガード!」と声をかけ、親指を立てるあのジェスチャー。
きっとにっこりとジェスチャーを返してくれるでしょう。

ちなみに、バス停は標識が立っている場所もありますが、最悪の場合「木の下」だったりします。
写真の様な大きな幹線道路沿いなら、ちゃんと屋根付きのバス停がありますが、
リベルダージをちょっと入ったところなんかは、

「バス停はどこですか?」と聞くと、

「あの木の下で待ってて、バスが来たら手を挙げるんだ」とか言われます。

しかも、いろんな行き先のバスが来るので、ちゃんと表示を見分けなくてはいけません。
どのバスに乗ればいいかを訪ねると、だいたいバスの番号を言われるので、その番号のバスが来たら手を挙げましょう。
上の写真のバスにも、フロントの表示の左側に番号が見えますね。大体この辺に書いてあります。

usp01.jpg

ということで、無事USPにも到着。でも、バスは大学の構内にも入って行きます。
と言うのも、歩きでは広すぎて到底目的の校舎までたどり着けません。
こういうことも全然知らずに行ったもので、本当Sトシさんがいなかったら、きっと教授にも会えずに終わってたな。

さて、写真がUSPの建築学科棟。ヴィラノヴァ・アルティーガスという建築家の設計です。
特徴的な柱の形は、アルティーガスのイニシャルであるVとAを重ねたものだと、友人のラファエルが言っていました。
ラファエルは、東京大学に留学していたブラジル人の学生で、ブラジリア在住。旅行記ではブラジリア編に登場します。

usp02.jpg

ブラジルの公共建築で共通しているのが、ふところの深い軒を設けるということ。
サン・パウロよりも南に行くとどうかは分かりませんが、屋根やボリュームをつかって、大きな日陰を作ろうとしているように感じました。
この建築学科棟も例外ではなく、「コンクリートヴォリュームの大きな屋根」と言った感じ。
しかし、この柱...支えているヴォリュームの割には随分と薄っぺらいですよね。
地震なんてないのでしょうか。鉛直荷重を支えるだけなら、こんなもんでいいのか...。
所変われば、柱の太さも変わる。当たり前のことですが、その土地の地形や気候や文化によって、
同じ機能の物もデザインが変わる。これが興味深いのですよね。
日本に建築のモダニズムをもたらしたのも、ブラジルに建築のモダニズムをもたらしたのも、
元をたどれば一人の巨匠だったりします。それが、地球の反対側同士で別々の発展を遂げる。
建物を見ながら、その要因となったであろう様々な事象を想像するだけで、ワクワクしたりしませんか。

さて、気を取り直して、早速エントランスに向かいましょう。

usp03.jpg

ここかな?とりあえずアプローチらしきものはあるので、それに沿って軒の下へ。
でもまだ入口のドアらしきものはありません。

usp04.jpg

軒をくぐって内部に入る。しかし、ドアはありません。
そこには、地下1階から3階までの巨大な吹き抜けが。本当にコンクリートの屋根をぼこっと置いただけですね。
しかも、地下まで吹き抜けてますけど、手すり無し。よそ見してたら4メートルくらい落下します...。

usp09.jpg

結局、エントランスらしきものは無く、巨大なスロープを登って最上階へ。
すると、低い壁で緩やかに区切られた教室らしきエリアがありましたが、とにかく外も中も無い、超開放的な空間でした。
ぐるりと散策してみると、図書館や、小さな教室みたいな所は、そこだけガラスのヴォリュームが入っていて、セキュリティがかかる様になっている。
あとは基本的に、「大きな屋根の下」と言った空間構成です。個人的には、とても好きな作りです。

usp08.jpg

最上階から吹き抜けを見下ろす。
吹き抜けのホールでは、ルイ・オータケのエキシビジョンが開催されていました。
でもあのフロアレベルは、完全に地上と同レベル。風吹きっさらしです。
建物も老朽化がすすんでおり、トップライトからは所々雨漏りがしているようでした。
しかしながら、この建物は文化財として保存される対象となっているので、これから補修工事なんかをするんでしょうね。

usp07.jpg

これは、図書館を抜けて吹き抜けとは反対側に開けたテラス。
やっぱり、外に向かっても手すりはありません。
さっきから手すりが無い無いとウルサイかもしれませんが、日本では法的に絶対できませんからね。
何度も言いたくもなります。お許しを~。

usp06.jpg

しつこいですが、吹きっさらしで手すりも無しです。
写真の一番下のレベルが地下1階。奥は講堂になっていました。
真ん中がGL。長いベンチでくつろいでいるブラジル女子の向こうに、地上の土が見えます。
その上が図書室。ここはガラス張りになっていて、中では空調も効いており、学生証が無いとはいれません。
ちなみに国際学生証を日本で発行してから行けば、入口でそれを見せることで入ることができました。

usp11.jpg

ここは製図室...というか作業スペースかな。段ボールでできた大きな模型やら、壁には所狭しとプレゼンシートが貼ってありました。
廊下には、作りかけの模型や道具が散乱。このごちゃごちゃ感は、逆にいいですね。

usp10.jpg

グループに分かれて提案のスタディ中でしょうか。
ずうずうしくもこの輪の中に入って行く......勇気が何故出なかったのか、今思えば悔やまれます。
いや...、今行ってもむりぽ...。

#08では、ブラジルの女性建築家リナ・ボバルディのサン・パウロ美術館MASPをレポートしますね。
その後は、オスカー・ニーマイヤーです。うん、やはりサン・パウロ編で#10は越えますね。お楽しみに~。


  1. 2011/05/20(金) 20:50:07|
  2. 旅行記 ブラジル2008
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

いやー出演させてくれてありがとう (^^)
建築学科の建物の周りはよく歩いたんだけど中はこんなおもしろい作りになってたんだね。
物理学科の建物は平凡だったよ。
よく2年前のことたくさん覚えてるねー。
写真を見ればだいぶん思い出せたのかな。
  1. 2011/06/05(日) 10:36:56 |
  2. URL |
  3. satoshi #-
  4. [ 編集]

さとしさんへ

コメントありがとうございます。しかもそれぞれの記事へ丁寧に(^▽^)
結構詳細な日記をつけていたんです。感想なんかも事細かに。
なので盛りだくさんでお届けできますよ~。とはいえ、最近また忙しくなって更新が滞ってしまってますが。
また覗きに来て下さいね。
  1. 2011/06/05(日) 11:16:52 |
  2. URL |
  3. architraveler > satoshiさん #XKEzdgio
  4. [ 編集]

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