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A BUG's LIFE

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もし僕が虫だったら...と、最近よく考える。「僕なんてもう虫けら同然の人間ですよ…」という訳ではないよ。
視線をぐっと下げてまわりを見てみると、世界が全然違った風景に見える。それがなんだかおもしろいのです。



虫達には、人間の空間に対する概念がまったく通用しない。
それを、木の幹をぐんぐん駆け上がるアリ達を見ていて感じた。
これを、人間のサイズに換算したら、いったいどれだけの高さの垂直面を、どれくらいのスピードで駆け上がっていることになるのだろう?
もしかしたら、スカイツリーでさえ素手でひょひょいっと登り切ってしまっているかもしれない。



わさわさに育った水芭蕉の葉をのぞいてみると、そこにも沢山の虫達が生活している。
彼らには、フラットな床や垂直な壁、天井といった概念が全く存在しない。
地面が波打っていようが、葉っぱの壁がそびえ立っていようが、花びらが大きくせり出していようがおかまい無し。
あらゆる地形を、縦横無尽に駆け回り、例え落ちても怪我一つしていない。
人間のサイズに換算したら、いったいどのくらいの高さから落ちたことになるのだろう?

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そう考えていると、人間ってのはある意味とても不自由な生き物だなと感じてしまうのです。
虫の様に、どんな地形でも歩き回れて、いざとなれば羽を広げて飛ぶことすらできたら、いったいどんな建築がスタンダードになるのでしょうかね。
床とか壁とか天井とかどうでも良くて、手すりの規定も無い。そんな条件下でデザインを行なったら、いったいどんなカタチが出てくるのでしょうか。

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NASAのスペースシャトル計画が30年の幕を閉じたとほぼ同時に、民間企業のISSへのドッキングが初めて成功した。
恐らくこれからの宇宙開発は、資本とパワーのある民間企業が引っ張っていく時代に突入するんだろう(たぶん)。
そうしたらさ、宇宙ホテルとか、月面住宅とかができて、床壁天井や手すりなんか関係ない、今までとは全く違う考え方の住空間のカタチが提案されるかもしれないね。
「宇宙一級建築士」なんていう資格もできたりして...?なんて、安易な想像をしてみたりする^^;

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…と、虫達には世界がどんな風にみえているのかなと、ぐっと視線を下げて、ぼけっと想像したり、そのまま空を見上げて、近未来の宇宙開発を想像してみたりするのです。



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最近海外から、FacebookやInstagramにアップロードした写真にコメントをくれる方が出てきました。
慌ててつたない英語で対応しつつ、いったいどこからメッセージを送ってくれているのかとジオタグを追ってみます。
Google Earthで簡単に地球をくるくるっとまわして、何千キロ離れた土地の航空写真を眺めたりしている。


こんな事をしていると、人間というのはこの世界で本当に自由な生き物だなと感じたりもするのです。
虫達は、果たして世界をどれくらいのスケールで把握しているのだろうか?地球が丸いだなんて、考えた事も無いだろうな。
ふっと、映画「a bug's life」の最後のシーンが思い出される。見ていない人は、暇だったら見てみてほしい。

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「人間が想像できることは、必ず実現できる」というのは、ジュール・ベルヌの言葉だったか。
この言葉、結構好きなのだけど、裏を返せば「人間が想像できないことは、絶対に実現できない」ということにもなる。

虫と人間とでは、世界の捉え方の次元が全く違う。
例えば、虫達の進行方向に、そっと手をかざして壁を作ってみる。
きっと、虫達は突然目の前に出現した壁が、一体なんなのか全く想像できないだろう。
きっと、人間の存在は、彼らにとっては訳のわからない自然災害と同じくらい未知の現象なのだ。
雨雲から雨が降ってくる事も、気圧の差で風が吹く事も、人間が手で壁をつくることも、わけが分からないという点ではおんなじ。
同じ空間の中に、人間という生命体が同時に存在しているということなんて、考えもしていないだろう。
それが結局は、虫達の次元の限界なのだ。

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そこでふっと思うのは、人間はこの世界で一番高次元の存在なのだろうか?という疑問。
きっと、そんなことは無いんだろうな。となると、人間よりも高次元の存在が、この同じ空間に存在はしているのだけど、
人間はそれを想像すらできないから、存在として感じることすらできない…ということがあるかもしれない。
そもそもその高次元な存在にとって、「空間」や「時間」という概念は存在しているのか。
過去から未来へ不可逆的に流れる時間や、我々が物質として存在し得る空間という前提の基でしか思考できない人間。そこが、人間の想像できる次元の限界なのかもしれない。
きっとその、人間よりも遥かに高次元な存在にとっては、宇宙の謎とか生命の秘密とかって、取るに足らない当たり前の事だったりするんだ。
地球は丸いということを、虫達は全く想像することもできないという、人間と虫達の次元の差と同じくらいの開きがあるかもしれない。
(虫達には決して想像できないというのは、勝手な僕の解釈であって、もしかしたら僕らよりよっぽど世界を感じているかもしれないけど...)

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その存在がいったいどういったものなのか、寝床に入ってもんもんと考えながら、途中ではっとする。
そもそも人間である僕には、いくら"たが"を外して想像してみた所で、それは決して想像出来ない次元の存在なのだ...。

  1. 2012/07/02(月) 01:15:24|
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