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褒めるープ

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本日は大学入試センター試験。富山では昨夜雪が降りましたが、どうやらそんなに大きな影響も無く、無事県内5会場で試験が行なわれている様子です。
僕の直接の生徒には大学受験生はいないのですが(ヘルプで数人見たことはありますが...)、
やはり教室に貼られた「センター試験まであと○日」のカウントダウンが「1」になっていた昨日は、僕でもドキドキしました。
生徒の皆さんの、実力通りの力が発揮できればいいなと願ってやみません。

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人生の中での、最初の大きなハードルと言えましょうか。
センター試験を乗り越え、10年余り走ってきた今、ふと振り返ると、後日談的にはそれほど大きなハードルでも無かったのですが(その後にも沢山いろんなハードルあるもんね(汗...))、
当時のことを思えば、高く高くそびえ立つ壁の様に思えていたかもしれません。


どうして勉強しなくてはならないの?と聞かれたら、何と答えるか...

ところで、「ちゃんと勉強しなくては駄目だよ」と子供達に授業中言いながら、
はて…、何で勉強しなくてはならないのか?という問いを自分に繰り返したりしています。
希望の大学に進学する為?将来困らない為?先生や親に怒られるから?...何でだろ?
意外とその辺の理由みたいなものは希薄で、改めて考えてしまうとなかなかこれといった答えが出ない。
それを中高生に対して明確に述べ、納得させるなんてことは、到底無理だなと思ってしまうのです。
自分が中高生の時、明確な将来の夢なんか持ってなかったし、そこに「将来困らない為」なんて言われてもピンと来るわけない。
そんなことより、好きな女の子の気を引くにはどうするのかとか、やりかけのロールプレイングゲームの隠しダンジョンはどこにあるのかとか、
そういう事の方が興味があったし、リアルだった。

でも...じゃぁ勉強しなかったか?と言われると、意外とそうでもなく、勉強したんだよね。
そこんとこの、自分を突き動かすモチベーションって、一体どこにあったのか。
問題を与え、それを嫌々ながらもせっせと解いている少年少女を眺めながら、自分の少年時代の記憶をサルベージする作業をここ数ヶ月行なっていました。




「褒めるープ」のススメ

一つ出た仮説は、「褒められると嬉しい」という単純な原則。

これは、「何で褒められるとうれしいのか?」なんて改めて問わなくても納得できる、かなりメタレベルの感情だと思う。
しかも、自我のまだ薄い幼少期からこの快感を与え続けられた子供は、
褒められる→うれしい→頑張る→また褒められる→うれしい→頑張る...という良いループ(勝手に「褒めるープ」と命名)が染み付いているのではないか。
これがいいのは、(仮説だが)小さな頃から小さな小さな成功体験を積み重ねられるということ。
無理の無い小さなハードルを少しずつ飛び越え、それを何年もかけて段々大きなハードルにしていく。
これを、小さな頃から積み上げて来た子とそうでない子は、心の中にある自尊心の厚みや自信の基盤の強さが、きっとまるで違うんだろう。
最初は「褒められると嬉しい」だったものが、「ハードルを超えるのって楽しい」に変わる瞬間がある。
こうなってしまうと、「何で勉強しなくてはならないのか?」なんて問いがそもそも出て来ない。

現時点での僕の結論を言えば、「何で勉強しなくてはならないのか?」に答えなんか無く、
「勉強しておけば良かった」という大人の後悔が子供に向いている...と、そういう構図なのではないかな。
その後悔が、「勉強しなさい!後で困るよ!」という言葉に繋がり、無根拠にそんなこと言われたら子供は、勉強する気なんて失せて勉強しない。
でも結局将来「勉強しとけば良かったな」という後悔に繋がり、自分の子供に「勉強しなさい!後で困るよ!」という言葉に繋がる。

…この世代を越えたループは...怖いね(飽くまで仮説です)。

何を言いたいかというと、ちゃんと子供を褒めてあげなきゃ駄目なんだなということ。
小さな頃に「褒めるープ」を与えられなかった子供達にも、今からでも小さなことから褒めてあげて、小さな目標設定から少しずつハードルを越えさせてあげる。
そうすると、褒められる嬉しさが、小さな成功体験の蓄積となり、やがてハードルを越える楽しさに変わってく。
そうやって自尊心が上がれば、顔つきも変わって、やりたいことや希望も出て来て、きっと生きることが楽しくなってゆくのではないだろうか。
たった数ヶ月の塾講師の経験ですが、いろんな子を見ていて、こんな風に思うのです。
そして、僕自身に褒めるープを与えてくれた両親に感謝だなと、心から思います。


適度にナルシストたれ

世の中には、答えの無い問題が沢山ある。いや、実は答えの無い問題がほとんどで、
答えが一つだけ出てくる問題の方が特殊なんだということに、大人になるにつれて段々と気付いてゆくんだよね。
考えなくてはならないパラメータも、xとyだけでは無いし、未知数の数だけ方程式が出てくる様に設定なんかされてない。
あらがうことのできない災害や病気に直面し、正解なんて最初から含まれていない選択肢の中から、Betterと思われるものを選択しながら進まなくてはならない。
そんな状況下でも、問題から目を背けずに答えを導きだせる強さを身に付ける。それに必要なのは、僕が思うには適度な「自尊心」だと思うのです。
自分を信じる、自分の周りを信じることのできる自信。これを子供達にどう身につけさせてあげるのか。それが、大人達の役割かもしれません。
バランスの良い自尊心を付けてあげるには、「褒めるープ」と同時に「叱るープ」も必要だと思うのですが...その話は長くなるので、今回はカットします。
まぁ…、まだ大人になりきれず、子供もいない僕が言っても、あまり説得力はないですがね...^^;


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君の見る世界は、何色ですか?

大学生の頃、パリからローマへ渡る3週間の一人旅をしたことがあります。
半年間の入院を終えて、その更に半年後くらいだったか。大きな手術の後で、前と少し変わってしまった自分の体を見て、この先どうしてくのかなと思っていた頃。
それでも、知らない土地、知らない言葉、知らない文化の中を、一人で歩いてちゃんと戻って来れたら、この先どうにでも生きていけるんじゃないかとそういう思いで、両親に頼み込んで行かせてもらいました。
杖をつきながら、行き先も宿も決めず、ただ出発点と目的地しか決まって無かったその冒険の旅は、
今思えば、自尊心を取り戻すためのハードルを設定した、試しの旅だったのかもしれないなと思います。

その旅の途中で見た、フィレンツェの有名なドゥオモを見て思ったことが今でも忘れられずに、未だに写真を見返すことがあります。
建築学を先攻していた僕は、やはりそれを建築的な視点で眺めたのですが、
たまたまその旅の飛行機の中で「冷静と情熱の間」という小説を読んでいたので、
建築的な視点とは別にその小説のイメージが頭の中に浮かんできました。
その時ふと、「小説家には、この景色は何色に見えているんだろう...」と感じたんです。
経済学を学んでいる人は?社会学を学んでいる人は?学問に捕われずとも、石の文化では無い国の職人が見たら、どう見えるのか、音楽家にはどう見えるのか、画家には?漫画家には.......?

そう感じた時、今僕の眼球を通して伝わった視覚情報は、脳で認識される時に知識によるエフェクトがかかり、
それによって見たり感じたりしたことを僕が発する時、何らかの個性が加わってアウトプットされるんだなって。
だから、その人が何を学んできたか、感じてきたかが、そのまま個性になっていく。それが、唯一無二の、その人の強みになるんですね。

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学ぶということは、世界を見る自分なりの視点を身に付けることなのかもしれないなと、今は思っています。
だから常に学び続けるのです。そして、以前見た景色が、また違った景色に見えて来る。それを続けていくと、人間の深みになっていくのではないかなと、思っているのです。
厄介なのは、アウトプットする能力はまた別だということなのですが...これも今回はカットで...ぶつぶつ。
勿論こんな話を生徒にしても、ぽかーーーん...だと思うのでしませんが、
目の前の小さな問題に立ち向かっている少年少女の姿を見ていると、この子達の世界は何色に色付いていくのかな...などと、少しワクワクしてしまうのです。
そして僕もまだまだ学ばなくてはならないなと、子供達に元気とやる気を貰うのです。

なにはともあれ、最初のハードル。今日とそして明日、彼ら彼女らの健闘を祈ります。
みんなの未来に光あれ!




  1. 2013/01/19(土) 14:30:55|
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  1. 2013/02/13(水) 13:05:09 |
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